HOME ご案内
リンク 掲示板
近況報告トップへ戻る

       西穂 〜 奥穂縦走



      ITTO会 精鋭  ジャンダルムに挑む!


ひょんなことから山登りをはじめて10年。軽いノリで結成したITTO会が10年。その節目の年に選択したのが西穂〜奥穂縦走であった。
佐々淳行によると危機管理の鉄則は「悲観的に予測して、楽観的に対処する」ことにあるとか。
今回の山行は計画段階から神経質なくらいに悲観的(堀山のベテラン諸氏には笑われるかもしれないが)に準備した。

4日、前日上高地の中尾根から入った西穂山荘を4時半に出発、2時間で西穂高山頂、奥穂までの所用時間7時間20分。確かにできすぎるほどの成功とはなったが、悲観的であったことは、決して間違いではなかったと、角田氏とあらためて確認しあった。
奥穂山頂で、秋田からのグループに歓待され、「大キレットの何倍難しいか」という質問を受けた。確実に大キレットの1.5倍から2倍は難しいとは応えたものの、もしもガスで視界が効かなければ、おそらくルートを見失う恐れのある岩壁がいくつもあった。ましてや、少しでも雨が降り、風でも吹こうものならこの10倍は困難なコースに変身していたであろう。
     天狗のコルへの下り。
その意味では、今回の成功の最大の要因は、一にも二にも天候に恵まれたことに尽きる。すっかり順序が転倒してしまったが、だからこそ、やり終えたあとの、体の奥底から漲ってくるような鋭気と充足感は、今までになかった最高のものだ。日常生活では味わえない摩訶不思議な感覚だ。
嗚呼!ジャンダルム。 嗚呼!ロバの耳。  
      ロバの耳からジャンダルムを望む

その日は、一気に涸沢ヒュッテまで下り、翌6日はのんびりとパノラマコースを下りた。余話ながら、縦走の途中、単独行の女性と袖振り合い、奥穂から松本まで同道した。男二人旅に華やいだひと時があったことを付け加え、今回の山行の報告を終える。

                      
(ITTO会 高橋
         素晴らしい勲章
  ピラミッドピークで朝日を浴びる。後ろは白山
岩稜の前に立つと、どこをどう登ればいいのか解からない。薄い踏み跡と、ところどころの岩に付けられた丸印のペイントを探して登り、鎖に頼らぬようにコルに下る。これの繰り返しだ。雨の時や霧の時は10倍以上も厳しくなる
だろう。ジャンダルム手前のピークまでの登りは使い果した体力の勝負だ。
奥穂側から望むジャンの威容は、まさに、行く手を拒むかのような衛兵だ。 奥穂のケルン上で、日に焼けたパートナーと堅い握手。
やったぜ!
                           カク
     
    ITTO会西穂〜奥穂縦走コースタイム
3日の夜行バスで上高地入り。翌4日は西穂山荘までの約3時間の行程だけの計画
         4日(金)
濃いめのモーニングコーヒーと用意してきたパンで噴煙をあげる焼岳をみながら朝食。ウエストンに朝のごあいさつをし、眠気のとれない体を静かに静かに起こしていく。それでも10時前に着いてしまいそうな雰囲気。焼岳の分岐で時間をつぶすも、10時少しすぎに小屋へ到着
西穂登山口(清水屋)  7:20
宝   水       8:45
西穂 山荘      10:10
          5日(土)
           4:30
3時に目が覚める。外は満天の星空。約束された快晴のもと4時半に出発。ヘッドライトなしでも十分歩ける。西穂独標、ピラミッドピークをへて西穂高岳まで2時間弱で到着
西穂高 岳       6:30
            6:50
ここからが西穂〜奥穂縦走のはじまり。間の岳、間天のコル、天狗の頭まで岩登りと鎖の下降を何度か繰り返す。天狗の頭からコルへの降りは未経験の険しいもの。時々振り返り、改めていますぎた岩の大きさ、急峻さに何度も驚かされるも
         間の岳からの下り
間天のコル       8:15
            8:25
天 狗 岳       8:40
            8:50
畳岩尾根の頭、コブ尾根の頭と何度か登り降りを繰り返すと、ようやくジャンダルムの勇姿が見えてくる。

ジャンダルムの頂上へのアタックは今回はパス。ジャンダルムの裾部分を岳沢側へ狭い岩場を慎重にトラバースする。鎖もザイルもなにもない。

ロバの耳も、よく見ればロバの耳のようにも見えるが、名前のように決してかわいいものではなく、いやらしい岩の固まりだ。ここでも今更ながら振り返り、岩の大きさを確かめる。のどが渇いてヒリヒリする。

そして最後に、これでもかというように馬の背のナイフリッジが待っている。馬の背を前に一息入れ、気を引き締めて岩にとりつく。ここにもザイルも鎖も何もない。
ここをすぎると、見慣れた奥穂の頂上の祠がやっと見えてくる。そして、ようやく12時前に奥穂到着。トータル所用時間、7時間20分
     奥穂山頂の祠の前で。 遠く槍が望める
奥穂高 岳      11:40
奥穂山頂では、秋田からのグループに歓待され、冷たい水の差し入れを受け、鋭気を取り戻す。
           12:15
山   荘      12:40
そのあとは穂高岳山荘において、ビールのロング缶で乾杯し、ラーメンで腹ごしらえ。一気に涸沢まで降り、涸沢ヒュッテで改めてその日の成功を祝い杯を傾ける。

           13:30

涸沢ヒュッテ     15:10
          6日(日)
            5:45

北尾根のコル      6:35

                   7:10

パノラマコースを降り、徳沢へ。上高地には11時前に到着。少ない後ろ髪を引かれながら家路につく。
 余話ながら、縦走の途中、単独行の女性と袖振り合い、奥穂から松本までご一緒しました。男二人旅に華やいだ一時があったことを付け加え、今回の山行の報告とします。
 
徳 沢 園       9:25
                   9:40
上高地で、松本からナベさんの北鎌成功の報が入り、安堵しました
上高地バス       11:00
          13:20 
            
 今週の出勤者
8月5日〜6日   ひげ  亀  頼  小野里  
             中嶋 
    8月6日  神田明神、すみれママ、単なる林
 荷揚げ
 8月5日    頼   小野里
  8月6日   中嶋  
      中嶋さん、助かりました。
梅雨明け。ジュースが飛ぶように売れる
100円ジュース品切れに対応わざわざ下ストック小屋
まで下り、ジュース3ケース荷揚げをしてくれました。
         編集後記
角さん、高橋さんのジャンダルムへの挑戦に拍手。
無事帰還おめでとうございます。 お二人の満足感が
とてもよく伝わってきます。私にはとても出来ない山行。
不思議に羨望の気持ちはない。 山の楽しみ方は千差万別。
個人により、また年代により大きく異なると思う。
今回、荷揚げの傍ら小屋の布団干しをやったが
亀さん
小野里さん、八木君の応援をいただいて、とても楽しい作業だった。新鮮な山の空気を吸って健康な汗を流す。泊まり客に気持ちの良い布団で寝てもらいたい。

私は、これも一つの山の楽しみ方だと思っている。
                    頼 兼
    ◆小屋近況報告    8月5・6日(土日)
            8月5日(土)
              兄弟45年ぶり 
 
 
     先日もスイカを持ってきていただいた岡部さん。
      今日はお兄さんと一緒にまた冷えたスイカを持って
      来てくれました。
      兄弟一緒の登山は45年ぶりとか!

     今回もトレーニングで持ってきた水3リットル
       いただきました
 
          猛暑  冷えたスイカ
    荷揚げ直後、ボッカ頼、小野里、ほてった身体に
     冷やしたスイカ。 おいしかったこと!ウマイ ウマイ

    皆無心にかぶりつく岡部さんに感謝感激
 
              8月5日(土)
 

梅雨明け! 待望の布団干し
       
            布団干部隊が出動

             ボッカ頼  小野里
  
                八木
    快晴朝6時から干す準備。
    8時ごろから真夏の直射日光が容赦なくガンガンあたる。 
    布団干大好き、ボッカ頼。 絶好の布団干し日和に汗だくで
     奮闘。 ほとんどの布団類を干す。
     屋根のトタンの端にズボンを引っ掛け、カギ十字に
     裂くもノープロブレム。 大願成就に大満足。

  
屋根に溜まった葉を落とす
小野里さん
 身軽な八木君。二階の屋根まで
 上がり布団干し
    「 亀さん二階の屋根に布団、 投げて!
    「  よっしゃ。 そーら。  チームワークは抜群
    小屋全体の屋根全部を使うと約40枚の布団、敷布団、毛布
      が広げて干せる。 二日間で約80枚を一気に干す。

     若手期待の八木君も布団干しに参加。 大活躍。
     二階屋根から一階の屋根の八木君に 「 はい ポーズ!」 
 
   市川さん(右) 人当たりがよくとても明るい方でした。
   見晴らしの池田さんに花立時代 「娘分として可愛がって
   いだだきました。」と感謝の弁。 亀さんとも懇意。
   一緒に来られた上西さん。丹沢は47年ぶりとのこと。

 
 
突如 小屋前 谷から登場 
              
  「 ゴン 」
        
               
猟犬の血が騒ぐ?
   小屋前で鹿を見つけ、猛然と谷へ駆け下りていったゴン。
     約10分追い掛け回し、鹿に逃げられクタクタになって
     上がってきた。

     ご主人のお話だと
    ほんの半年前には、花立の階段が上がれず鳴いて
     ご主人に助けを求めたゴン

    今では鹿を見つけると 猛然と後を追う。お友達になりたい
     のか? ぜんぜん吼えないで後を
追うそうだ。 
     しばらく帰ってこない。
いつも逃げられ、日に4、5回繰り返す。
     まだ9ヶ月.。 疲れてへたり込むこともしばしば。
     そのつど待たされるご主人も大変。

     
          退職後の伴侶は ゴン?
              楽しみは  
           ゴンを連れての山歩き
 
  ご主人は田巻 秀雄さん。今年4月定年退職。
  昨年10月、ゴン生後40日ぐらいから、リユックにゴンを入れて
  背負い、愛川近くの山を歩き始める
  ゴンの食事は田巻さん自ら作る。 肉と骨と野菜をたっぷり
   煮込む。
愛情溢れる家庭料理? ゴンもドッグフードは
   好まないとか。
一日一食。 健康にも気を配る。 ゴンは幸もの。
          ゴンは北海道犬(アイヌ犬)
       まだ 生後9ケ月(雄) やんちゃ真っ盛り。                 
   アイヌ犬(北海道犬)は 蝦夷鹿の猟にも使われ、アイヌ民族の
    伴侶として生活してきた。寒冷、粗食に耐え、おとなしく人には
    従順。勇猛果敢、芯は強い。
    昭和12年に天然記念物に指定される。

   
            ひげさん 大好き
    「見事な差し毛。狼の血も混じっているかも」 ひげ談。
     生後4ケ月からご主人と一緒に山歩き。全然人見知りしない。

      喉が渇いただろうと水をもらう。チーズももらってハッピー。
      「ひげさん ありがとう 」
 また来たい堀山頂上現象?
近況報告トップへ戻る